最近では「終活」という言葉がメディアでも取り上げられ、一般的にだいぶ知られるようになってきました。とはいえ、それを自分のこととして認識し、実際に終活を始めている方は意外と少ないことがわかっています。
その理由として、忙しくて時間がない、そもそも何から始めたらいいのかわからない、「死」に対する本能的な嫌悪感や恐怖感から気が進まない、ということが挙げられます。また、「自分はまだ健康だから、その必要はない」「定年後に考えればいい」「病気になったら考える」・・・そう考える方もいるでしょう。
でも、万一のことがあった時、あなたは自分の家族や友人にきちんと気持ちを伝えていたと言えるでしょうか。悔いのない人生を送ったと言えるでしょうか。そして、自分がいなくなった後に、誰かに迷惑を掛けることはないでしょうか。
「終活」は、単に「死ぬための準備」ではありません。終活の本当の意義は、「これまでの自分の人生を振り返り、これからの人生をより良く生きる」ことにあります。
特に、次のような点を考えながら終活を進めていくと、前向きな終活を始められるでしょう。
人生の棚卸をしながら自分自身を見つめ直し、これからの人生を安心して楽しく生きるために、是非前向きな「終活」を始めましょう。
終活には大きく分けて、以下の3つのステップがあります。
どのステップから始めても構いませんが、何も手を付けていない方は、エンディング・ノートの作成から始めてみることをお勧めします。
各ステップの詳細は、左側の各項目からそれぞれのページをご覧ください。
終活を行うことで、自分の今の状況を客観的に把握し、今まで以上に自分らしい生き方ができるようになります。
加えて、終活は最終的には自分自身と向き合うことなので、これまで後回しにしてきたことや、今まで当たり前だと思ってきたことなどについても、改めて考える良い機会になります。
そして、最終的には、以下のようなメリットがあります。
あなたらしい生き方を終活を通じて実現していきましょう。